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関東小安協

海難事故を防止するために有効な情報を掲載しています。

はじめに

次の「7つの安全運航の基本」を守って海上での楽しい1日を過ごされることを祈っております。

  1. 出航前に天気予報を確認し、航海中も常に気象、海象の変化に注意する。
  2. 出港前には、船体・機関を点検する。
  3. 定員オーバーをしない。
  4. 海上交通ルールとマナーを守る。
  5. 見張りを励行し、船位を確認する。
  6. 乗船者全員が、常に救命胴衣を着装する。
  7. 万一に備え、連連絡絡体制を確保する。(マリンVHF、防水の携帯電話)。

「出航時点検・整備・記録」及び「乗船簿」

平成22年5月 

第三管区海上保安本部の発表によれば、平成21年中にプレジャーボート159隻が海難に遭遇しました。
 この159隻について「海難種類別」にみると、「機関故障」海難が最も多く35隻、次いで「衝突」海難が25隻となっており、プレジャーボートでは「機関故障」が全体の22パーセントを占め、最も多く発生しています。
 近年、機関の信頼性が増し、機関故障は少なくなってもよいはずですが、相変わらず機関故障海難が多く発生しています。
 特に、平成21年中の「機関故障」海難は、前年(17隻)に比べ18隻も増加していますが、マリーナの救助や僚船の支援を受けるなどによって、海難の数として表れていないもの多くあると推察されます。
 プレジャーボートの中には、自動車と同じような感覚で、船に到着後、荷物を積み込み、すぐに出航される方も見受けられます。 そのため、バッテリーあがり、電極の接触不良やガス欠(燃料不足)、潤滑油不足など初歩的な点検ミスによって、航行できなくなってしまう事故も発生しています。

機関故障海難の事例(1)

A丸は、漂泊して遊漁中、釣り場を移動しようと機関を始動しようとしたが、起動せず、折からの風浪に圧流されて付近の岩場に乗揚げたため、携帯電話で救助を要請した。
(原因は、燃料パイプの劣化による欠損)

機関故障海難の事例(2)

B丸は、マリーナを出港、遊走中にエンジンオイル量不足の警報が点灯したため、エンジンを停止してオイルを補給し、その後、再度エンジン起動を試みたものの起動せず、航行不能となり、付近の浅瀬に乗揚げた。
付近をパトロール中の海上保安庁巡視艇が発見し救助された。
(海上保安官が、船外機エンジンに燃料手動ポンプで燃料を送油したところエンジンが起動し、自力航行可能となった。)

幸い、第三管区海上保安本部管内の平成21年中のプレジャーボートの機関故障海難では、死傷者はありませんでしたが、ひとたび機関故障海難が発生すると、天候の急変や風潮流の影響によって、転覆や陸岸への座礁といった危険性が増大するなど、人命の危機が懸念されるといった重大な海難に発展するおそれがあります。

一方、これら機関故障海難は、日頃の整備に加え「出航前の点検・整備」を実施することで防止できたと思われるものも少なくありません。

出航時点検

 
 今般、当協会理事であり海上安全指導員 として活動している「樋口 誠六」指導員から、「出航時点検・整備・記録」  (PDF) の提供がありました。

樋口氏ご自身がセーリング・クルージングの前に必ず実施するチェックシートです。
皆様もぜひご活用いただき、安全で楽しいマリンライフの実現なさって下さい。

「出航時点検・整備・記録」 (PDF 102KB) 

機関故障と言うと、軽く考える方がいますが、救助が遅れると大事に至るケースもあります。「118」(海上保安庁)、マリーナ、自宅などの緊急連絡先を記録しておき、躊躇することなく、早めに連絡しましょう。
 もちろん携帯電話は防水パックに入れて持ち歩きましょう!(予備バッテリーも忘れずに!)
 

大切な命を守る3つの基本

 
 また、「樋口 誠六」海上安全指導員 からは、「乗船簿」  (PDF) についても提供がありました。

樋口氏ご自身がセーリング・クルージングの前に家族やマリーナに提出している「クルージング計画」と「乗船簿」です。
 この乗船簿を記入することで、クルージングに出航する前に、乗船者の人命を預かる船長としての自覚を強く持つことができます。
 事故防止・安全運航に心がけ、笑顔で帰港できるよう活用して下さい。

乗 船 簿 (PDF 70KB) 

乗船名簿

小型プレジャーボート用航行用シミュレーター(三枚州周辺海域版)

平成20年8月

乗揚げ海難が多く発生している三枚州周辺海域を安全に航行していただくために、東京支部では、東京海上保安部の協力を得て、「小型プレジャーボート用航行用シミュレーター(三枚州周辺海域版)」を作成しました。

東京湾の奥部、荒川と旧江戸川に挟まれた場所に「三枚州」と呼ばれる浅瀬があります。
この浅瀬では、毎年、プレジャーボートが浅瀬に乗揚げる海難が発生しています。
付近を航行するときは、三枚州を避けましょう。
「三枚州」の周りには黄色の標識灯が設置されています。黄色標識灯の外側を航行しましょう。
安易に黄色の標識灯と標識灯の間を抜けて航行することは止めましょう。

小型プレジャーボート用航行用シミュレーター(三枚州周辺海域版)

小型プレジャーボート用夜間航行用シミュレーター(横浜港内港部版)

小型プレジャーボート用夜間航行簡易シミュレーター 公益社団法人 関東小型船安全協会 横浜支部では、横浜港内における小型プレジャー・ボートの夜間港内航行時における水堤や防波堤への衝突するといった海難事故が多発していることから、平成17年10月11日、横浜市港湾局長に対し、横浜港内港水堤への夜間簡易標識設置に係る要望書を提出しました。
 これを受け、同港湾局では、当該水堤への夜間簡易標識(灯火)を順次設置していくことになり、平成18年1月現在、東水堤及び北水堤の一部に標識が設置されたところです。
 一方、この種事故については、プレジャーボート運航者側に安全運航に係る注意義務を適切に履行していく一義的責務があり、これを適正に実施していれば防ぎ得た事故であるとも考えられることから、横浜支部として、当支部所属の海上安全指導員などによる安全啓発活動を実施していくこととしています。
 この安全啓発活動を より 効果的に実施するために、横浜海上保安部の協力を得て本シミュレーターが製作されました。
 なお、シミュレーターの使用にあたっては、まず最初に、 使用上の注意 をお読み下さい。(平成18年1月)

小型プレジャーボート用夜間航行用シミュレーター(横浜港内港部版)

「海・浜のルールブック 案内図」

海・浜のルールブック 案内図」 相模湾の沿岸部では、昔から地曳網・船曳網・刺網・定置網・ワカメ養殖などの沿岸漁業が営まれていますが、近年、マリンレジャーの多様化やマリンレジャー愛好者の増加により、マリンレジャー愛好者同士のトラブルや漁業者とのトラブルの発生が懸念されはじめました。
 こうしたことから、相模湾沿岸部の各自治体では、「海・浜の利用調整ルールづくり委員会」を設置するなどして、海・浜(川)を利用する誰もが、「安全」で「安心」して楽しんでいただけるようにルールが策定されました。
 第三管区海上保安本部マリンレジャー安全推進室が、相模湾におけるこれらのルールをまとめました。

「海・浜のルールブック 案内図」(第三管区海上保安本部マリンレジャー安全推進室へのリンク)

だれもが楽しく快適に過ごせるように、ルールとマナーを守りましょう。

注意!プレジャーボート乗揚げ海難(横須賀海上保安部管内)

注意!プレジャーボート乗揚げ海難注意!プレジャーボート乗揚げ海難

横須賀海上保安部管内においてプレジャーボート乗揚げ海難が多発しています。
 ※ 運航前に必ず海図等で安全な海域を確認したうえて航走ルートを定めてください。
 ※ 沿岸沿いには定置網等の漁具が多数設置されているので注意してください。

「海の道しるべ」(三浦半島・相模湾沿岸定置網設置状況)(横須賀海上保安部Webページへのリンク)

小型プレジャーボート等小型船の横浜港における事故防止の呼び掛け

ボートオーナー、遊漁船業者、レンタル業者の方へボートオーナー、遊漁船業者、レンタル業者の方へ

平成15年以降、横浜港内で見張り不十分を原因とするプレジャーボートの衝突による死亡事故が5件発生し、8名の尊い命が失われています。これ以上、不幸な事故を起こさないよう以下のマナーを守って海のレジャーを楽しみましょう。

1.気象の変化に注意しましょう。
 慣れた船でも風や雨、濃霧など天候、海況の変化により普段と全く変わったものになります。最新の気象情報を常に入手し、荒天が予想される場合、出港を見合わせたり、帰港することも命を守るために大切です。

2.常に見張りを徹底しましょう。
 海の上では絶えず周囲の状況が変化しています。航行中は他の船の動きや障害物の有無など常に見張りを励行しましょう。また、船長は釣りに夢中にならず絶えず回りの状況を確認しましょう。

3.スピードの出し過ぎに注意しましょう。
 港内などの船舶通行の多い場所では、スピードの出し過ぎに注意しましょう。船の引き波によって付近に停泊中の船が大きく揺れるなどとても危険です。また、港内では大型船の進路を妨害しないよう早めに避航しましょう。

4.夜間の航行に注意しましょう。
 夜間は船舶だけでなく、灯標や防波堤なども見えにくくなります。
 自船も相手から見えやすいように法令で定められた灯火を掲げましょう。

5.立入が禁止された施設への上陸は止めましょう。
 防波堤など管理者によって立入が禁止された施設への上陸、渡船は危険ですのでやめましょう。

ボートオーナー、遊漁船業者、レンタル業者の方へ(PDF)

京浜港鶴見航路及び京浜運河におけるX信号について(京浜港長からのお知らせ)

平成19年1月1日から、京浜港鶴見航路及び京浜運河において
 (1)現に綱取り業務等に向かおうとする幅4.8メートル以下の船舶で
 (2)その都度 川崎港内交通管制室管制官の了解を得た場合に限って
 (3)以下に定める識別旗を掲げた船舶
は、港則法施行規則に定める港長の指示を受けた船舶です。
 このため、「X」信号点灯時であっても 港長の指示を受けた船舶が航路内を航行しますが、その他の船舶(別途港長が指示するものを除く)は、従来どおり航行することができませんので、ご注意下さい。

京浜港鶴見航路及び京浜運河におけるX信号について(京浜港長からのお知らせ)(画像)